心とカラダの健康(心編)
心とカラダの健康を考えるときに、いつもぶち当たることがあります。
それは心が目に見えない存在だということ。
目に見えないから心の状態を確認しづらく、心の声に気づくことができなかったり。
或いは、気づいていても無視してしまったり。
恐らく多くの場合は後者ではないでしょうか。
心とカラダの健康を考えるとき、私たちは感覚器官からの情報を優先してしまいがちな生き物である。ということを念頭に置いておく必要があります。
ヨガレッスンではアーサナと呼吸を使って外に向いている意識を内側に向けます。
ヨガをする上で適した環境としては静かで安定していること、屋内であることが挙げられます。先ほども述べましたが私たちは感覚器官からの情報に左右されやすい為、環境を整える必要があります。
又、特に視覚からの情報を優先させることからアーサナを行う時の目線は決まっています。
それをドリスティーと呼びます。
アーサナを通して呼吸に意識を向け自分自身の感覚に意識を向けます。
そうすることによって今まで外側ばかりに向いていた意識は、少なくともヨガをしている間は内側に向きます。
すると、少~しずつ少しずつだんだんと内側の感覚が研ぎ澄まされ、心地よさと心地悪さの境界線がはっきりと色濃くなり、自身の心に嘘やごまかしがつけなくなります。
でも嘘やごまかしに気づくことって不安と恐れでもあると思うんです。
だって気づいてしまったら、今までの自分や自分が信じていたもの・ことを否定することにも繋がるから。
でもね、気づくことが大切だと私は思うのです。
だって気づかなければ、選択できないから。
気づくことができてから、やっと選択肢が与えられるから。
自分自身で❝選択すること❞がイコール❝幸せ❞なのではないでしょうか。
ヨガは気づきを与えてくれます。
気づきは、素晴らしいものです。
だって気づくことから全ては始まるから。
心はカタチはないけど確実にありますよね。
どこから聞こえるのかわからないけど、心の声が聞こえますよね。
頭は心よりも賢いから、損得の計算ができ心の声を邪魔します。
心の健康とは、心の声を無視しないことで保たれるのではないでしょうか。
余談ですが、頭の考えと心の声を分けて認識ができるようになると、頭が不安と恐れから危険信号をだし、心を乱していることに気づくことができます。そんな時は、心の中で「大丈夫。大丈夫。ちゃんとわかってるよ。ちょっと待っててね」と唱えてあげると落ち着きますよ。
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